面倒だけど実は重要！白髪染めの2日前には『パッチテスト』を！
『ヘアカラー』を使う前に『パッチテスト』していますか？
『パッチテスト』というのは、皮膚のアレルギー試験のことを言いますが、
薬剤に対して炎症やアレルギー反応が出ないかを調べるために
あらかじめ少量の薬剤を腕の内側に塗って反応を見るものです。
『パッチテスト』は『ヘアカラー』を使用する４８時間前、
つまり２日前に行う必要があります。
２日間薬剤をつけたままにして、その反応を見るのです。
発疹やかゆみ、水泡などの異常が出なければ
その『ヘアカラー』を使用しても問題ないということになります。
あるアンケートの結果にあったのですが、
『ヘアカラー』をする前の『パッチテスト』をしている人は極少数で、
大半の人は『パッチテスト』なしに『ヘアカラー』を使用しているようです。
私も特にアレルギー体質でもなく、敏感肌などといった
肌トラブルもないので『パッチテスト』はしたことがありません。
「スーパーで簡単に買える『ヘアカラー』ですものね、
そこまで心配いらないんじゃない？」って思っていたのです。
ですが、
スーパーなどで買える一般の『ヘアカラー』に含まれる染料は
アレルギーを起こしやすいとして劇薬にも指定
されている有害なものだということを知りました。
「『ヘアカラー』が髪に良くない」という漠然とした知識は持っていたものの、
劇薬とはショックです。
『ＰＰＤＡ（パラフェニレンジアミン）』、
一般に『ジアミン』と呼ばれる成分が有害なのですが、
『ジアミン』の使用は多くの国で一部禁止になっていて、
頭皮にかぶれや痒みなどの炎症を起こす以外にも、
顔の腫れや痛み、粘膜障害、呼吸困難、目に入ると失明の危険など、
重篤な症状の出る恐れもあり、発がん性の指摘や
アナフィラキシーでの死亡例もあるようです。
継続的な『ヘアカラー』の使用で、
頭皮から吸収された『ジアミン』が内蔵に蓄積されていくのですが、
花粉症と同じように、体内での許容量を超えてしまったときに
アレルギー症状が出るというものです。
ですから、ずっと使い続けている薬剤だからと安心はできない、
というよりもむしろ、使い続けているからこそ心配ということになりますよね。
『ジアミン』のアレルギー反応はある日突然起こるそうです。
『ヘアカラー』に含まれる含有量は
企業秘密として明らかにはされていないようですが、
色の黒いものほど『ジアミン』の含有率は高いということ。
ということは、『白髪染め』がいちばん危険ということ？
『ヘアカラー』を使用する前の『パッチテスト』は
毎回必ずしたほうが良さそうです。
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